今後の住宅の姿を考える時、その方向を示しているのが、今年の臨時国会で
成立が目指されている新法『長期優良住宅の普及の促進に関する法律』だ。
一言で言うならば住宅を長く大切に使っていこうというものである。
我が国の住宅の寿命は30年程度と言われており、英国の75年、米国の55年と
非常に短い。
戦後しばらくは性能や質よりも量の充足を重視して住宅供給を集めて来たため、
いつの間にか住宅を使い捨てるようになってしまった。
そのため、住宅ローンに追われ、やっとローンを返し終わったときにはもう建て替え
なくてはならないような状況を続けて来た。
もちろん環境面からみても使い捨ての負荷は大きい。
こうした状況に終止符を打ち、住生活をより豊かなものにする・・・・・。そのために
住宅を大切に長く使い続ける事が重要になります。
同法のポイントは『長期優良住宅』を認定し、認定された住宅に様々なインセンテ
ィブを与えるというものです。
・建築確認申請の特例
・性能評価の特例
・今年度の税制改正で創設された『住宅の長寿命化(200年住宅)
促進税制』では
・登録免許税、不動産取得税、固定資産税の3つを
優遇すると打ち出した。
『長期優良住宅』の詳細は現在、検討中です。
構造の安全性、間取りの変更の容易さ、維持保全のしやすさ、
品質性能といった要素が考えられています。
今後の住宅のあり方として『長期』が重要なキーワードになることは間違いない
でしょう。
短期で使いつぶす『安かろう・悪かろう』という住宅の時代は終わったのです。
住宅を購入・建設する際には、こうした視点を持つ住宅供給者を是非選んで頂ただ
きたいと思います。
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